2014年04月17日

漫画ができるまで〜単行本編〜

「バディ!!!」単行本1巻が4月18日(金)発売!

にちなみまして、あと
漫画ができるまで〜ネーム編〜の記事が随分ほったらかしだったのもあり、
今日は〜単行本編〜と称してメイキング的なものを書いてみます。


今回が初の単行本のため、
拙いところも多々あると思いますが、オマケ感覚でどうぞ〜。


**


(1)連載が始まる(9月下旬)
「バディ!!!」の場合は基本1話につき32p(1話目だけちょっと多い)で、
1巻収録分の5話目までをなんとか描きあげます。


(2)打ち合わせ(12月下旬)
担当の編集さんとどんな単行本にするか話しあいます。
とりあえず、表紙は主役の2人であろうとか、バスケ要素的にボールは入れようとか、
ユニフォームが青と白だから背景は男色暖色かしら、
なんてことを話し合いました。


(3)単行本に必要なイラストや、本文の加筆修正をする(2〜3月)
今回新たに書き下ろしたのは以下のものです。
・本文加筆4p
・本文修正 無数に・・・
・カバーの表紙イラスト
・カバーの裏表紙イラスト
・カバーをめくったところの表紙イラスト
・カバーをめくったところの表紙イラスト
・総トビラ(表紙めくった中身の1p目)のイラスト
・目次イラスト
・単行本 帯イラスト
・書店さんの特典イラスト

なんかけっこうある・・・!
というのがやってみた感想です。

ba.jpg
時間がおくと見えてくる作画の粗を直したりとか・・・

これを
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こうして
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こうじゃ!
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あとでキャラのバランスをいじりやすいように、
それぞれ別々のレイヤーで描いています。

右も左も分からない状態だったので、とりあえず全部全力で描くぜと思ってやったら
スケジュールが通常の連載に食い込んで大変なことになり、
体重がガッと落ちてゾッとしてヒュー!!という感じでした。(混乱)


(3)デザインや色味の校正(3月)
自分にできるのは「絵を描く」ところまでなので、
編集部を通じて、
タイトルロゴやデザインなどを格好良くしていただけます。

デザイナーさんとはお会いしたことはありませんが、
本当に何割か増しにイカす感じにしてくださって毎回嬉しいです。

そして上がってきたデザインや印刷の色の感じをチェックさせてもらいます。

こんな感じ。
20140417-1.jpg


そして細かな本文のチェックなどを経て、私の分担部分は終わり。
出版社の方や流通、書店の方々の力を借りて本屋さんに並ぶというわけです。

この単行本の書店さん特典等は別記事にまとめますので、
明日の発売日には、ぜひお手にとっていただけると幸いです。


***

ニコニコ静画に「バディ!!!」2話も掲載されました。


コメントつけてもらえてすっごく嬉しいんですが、
ド下ネタ
に偏ってて噴きました。
こんなに爽やかな漫画なのに!?(真顔で)


posted by 西園フミコ at 00:00| つれづれ

2013年09月25日

新連載開始・サンデーS11月号発売のお知らせ

本日発売の、サンデーS(スーパー)11月号に
新連載「バディ!!!」#1Q「相棒」が掲載されています。

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「邪道で王道、不埒で熱血、高校バスケ物語」って煽り文とともに
センターカラー47pをいただいています。

今のところあんまりコンビニには置いてない・・・かな?
書店やネット通販などでお求めくださいませ。

ご意見ご感想アンケート投票などいただけると励みになります。
どうぞよろしくお願いします。


***


この漫画は2011年4月に掲載された読み切り
「バディ!!! BUDDY×BODY」の長い版というか
それを元に連載化したというシロモノです。


読み切りから連載のネームを切るにあたって、
ムムムとなったのは
「この漫画は○○漫画です」と言える、
背骨みたいなものが必要だなということでした。

で、考えた末にこの漫画は、
高校バスケを舞台にした「バディもの」です、という結論に至りました。
(タイトルまんまでした)

「buddy」には仲間、兄弟、相棒といった意味があり
はてなキーワードによれば
「バディもの」というのは
「対照的なキャラクター2人組が難題に立ち向かうといった展開をする話やドラマ・映画の総称」。


高校バスケを舞台に、色々ホニャララな試練に主人公2人はどう立ち向かうのか!?
ポロリもあるよ!
みたいな話に仕上がって・・・いると思います。

なお、
同名のゲイ雑誌があることは後から気付きました。


***

というわけで始まりました新連載「バディ!!!」
サンデーSは毎月25日頃発売です。

応援のほど、よろしくお願いします。


posted by 西園フミコ at 00:00| お知らせ

2013年09月14日

漫画ができるまで〜ネーム編〜

今日はちょっと、どうやって漫画を描いてるのか?
の「お話づくり」までの部分について書いてみようと思います。

タイトルの「ネーム」というのはですね、
Wikipediaを引用すると

漫画を描く際、コマ割り、コマごとの構図、セリフ、キャラクターの配置などを大まかに表したもの。
単に「コマ割」「ラフ・ネーム」、「ラフ」、「絵コンテ」などと呼ばれる場合もある。

ということです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%A0_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)


***

(1)お話を考える
どんなキャラで、どんなストーリーで、というのを妄想します。

家事や入浴中や移動中などなど漫画と関係ない時に思いつくか、
思いつかなければゴロゴロしながら考えることがほとんどなので、
傍目からは本当にヒマそうに見えます。

「違うってぇー!構想を練ってるんだってぇー!別にゴロゴロしてるわけじゃないってばぁー!」
って言えば言うほど嘘っぽい。
時々ゴロゴロしたまま寝ちゃうので、この場合は本当に嘘。


(2)プロット作成
20130914-1.jpg
すぐネームに取り掛かる場合もありますが、
だいたいのあらすじ、見せ場、物語のヒキ、このお話のどこをキモとして見せたいかなど
文字のプロットに起こします。

WORDで脚本っぽく書いていきます。
30p前後でA4用紙1枚分くらいかしら。
新しいキャラクターが出てくる時は、キャラの外見や設定なども一緒にスケッチします。

あんまりクソみたいなプロットを立てるとこの段階で没が出るので油断してはいけません。


(3)打ち合わせ
プロットを元に編集さんと打ち合せを行います。
編集部まで直接お邪魔して話すこともあれば、電話ですることもあります。
だいたいの方向性が見えてきたらネームに起こします。


(4)ネームその1
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プロットのあらすじを元に、全体のページ割を考えます。
この段階は自分しか見ないので、解読できないくらいきちゃないし、埋まってない部分もけっこうあります。

雑誌を開いた時に、偶数のページが右側に、奇数のページが左側に来るのを意識します。

「山場のでっかい見開きを描くなら奇数ページ始まりにしなきゃ」とか
「『な、なんだってー!』みたいな、読者が先が気になってページをめくりたくなるコマは奇数ページの最後に配置しよう」とか
「ここの擬音は『ボイ〜ン』より『オッパイ〜ン』の方が臨場感があるのでは!?」などを考えます。


(5)ネームその2
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ネームその1を元に、コマ割、セリフ、キャラの動き、構図を作成していきます。

早い時は40p前後でも1日で出来たりします。

が、ノリノリでバーッと描いて、
「出来た!超オモロい!私天才じゃん!!!」ってネームでも

没入状態から醒めた翌日に読むと意味が分からないってことが往々にしてあるので
「寝かす」ことを最近はけっこう意識しています。


(6)ネームの打ち合わせ、修正
出来たネームをスキャンし、編集さんに送信、打ち合わせです。

「このコマの時間経過が分かりにくいから補足しよう」といった客観的な目線からの修正や
「ワロス」みたいな反応で全没になることもあります。

なんとなく、没を出す編集者=悪 みたいなイメージがあるかもしれませんが
基本的には「没を出されるネームを描いた自分の責任」ですし
「その修正は違う」と思ったら自分からもおずおずとお伝えします。

編集さんが「A]、自分が「B」と思ったら、
なんとか落としどころの「C]の方向へ持っていけるのが
オットナーなのかなと思います。


***

自分の場合はどっちかって言うと
「絵」より「お話づくり」のほうが好きというか、得意というか、
ネームをやりたくて漫画を描いてるようなモンなので
集中して話を考えてる時は目がイッてると思います。(怖い)

だからね〜打ち合わせの帰りの電車とかね〜
間違えたりとか乗り過ごしたりして大変なんだよ!
帰れないよ!


楽しいですけどね。

***


これで修正を繰り返したらやっとネームの完成で、作画に入ります。
〜作画編〜の記事はまた後日に!
posted by 西園フミコ at 11:54| つれづれ