2013年09月14日

漫画ができるまで〜ネーム編〜

今日はちょっと、どうやって漫画を描いてるのか?
の「お話づくり」までの部分について書いてみようと思います。

タイトルの「ネーム」というのはですね、
Wikipediaを引用すると

漫画を描く際、コマ割り、コマごとの構図、セリフ、キャラクターの配置などを大まかに表したもの。
単に「コマ割」「ラフ・ネーム」、「ラフ」、「絵コンテ」などと呼ばれる場合もある。

ということです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%A0_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)


***

(1)お話を考える
どんなキャラで、どんなストーリーで、というのを妄想します。

家事や入浴中や移動中などなど漫画と関係ない時に思いつくか、
思いつかなければゴロゴロしながら考えることがほとんどなので、
傍目からは本当にヒマそうに見えます。

「違うってぇー!構想を練ってるんだってぇー!別にゴロゴロしてるわけじゃないってばぁー!」
って言えば言うほど嘘っぽい。
時々ゴロゴロしたまま寝ちゃうので、この場合は本当に嘘。


(2)プロット作成
20130914-1.jpg
すぐネームに取り掛かる場合もありますが、
だいたいのあらすじ、見せ場、物語のヒキ、このお話のどこをキモとして見せたいかなど
文字のプロットに起こします。

WORDで脚本っぽく書いていきます。
30p前後でA4用紙1枚分くらいかしら。
新しいキャラクターが出てくる時は、キャラの外見や設定なども一緒にスケッチします。

あんまりクソみたいなプロットを立てるとこの段階で没が出るので油断してはいけません。


(3)打ち合わせ
プロットを元に編集さんと打ち合せを行います。
編集部まで直接お邪魔して話すこともあれば、電話ですることもあります。
だいたいの方向性が見えてきたらネームに起こします。


(4)ネームその1
20130914-2.jpg
プロットのあらすじを元に、全体のページ割を考えます。
この段階は自分しか見ないので、解読できないくらいきちゃないし、埋まってない部分もけっこうあります。

雑誌を開いた時に、偶数のページが右側に、奇数のページが左側に来るのを意識します。

「山場のでっかい見開きを描くなら奇数ページ始まりにしなきゃ」とか
「『な、なんだってー!』みたいな、読者が先が気になってページをめくりたくなるコマは奇数ページの最後に配置しよう」とか
「ここの擬音は『ボイ〜ン』より『オッパイ〜ン』の方が臨場感があるのでは!?」などを考えます。


(5)ネームその2
20130914-3.jpg
ネームその1を元に、コマ割、セリフ、キャラの動き、構図を作成していきます。

早い時は40p前後でも1日で出来たりします。

が、ノリノリでバーッと描いて、
「出来た!超オモロい!私天才じゃん!!!」ってネームでも

没入状態から醒めた翌日に読むと意味が分からないってことが往々にしてあるので
「寝かす」ことを最近はけっこう意識しています。


(6)ネームの打ち合わせ、修正
出来たネームをスキャンし、編集さんに送信、打ち合わせです。

「このコマの時間経過が分かりにくいから補足しよう」といった客観的な目線からの修正や
「ワロス」みたいな反応で全没になることもあります。

なんとなく、没を出す編集者=悪 みたいなイメージがあるかもしれませんが
基本的には「没を出されるネームを描いた自分の責任」ですし
「その修正は違う」と思ったら自分からもおずおずとお伝えします。

編集さんが「A]、自分が「B」と思ったら、
なんとか落としどころの「C]の方向へ持っていけるのが
オットナーなのかなと思います。


***

自分の場合はどっちかって言うと
「絵」より「お話づくり」のほうが好きというか、得意というか、
ネームをやりたくて漫画を描いてるようなモンなので
集中して話を考えてる時は目がイッてると思います。(怖い)

だからね〜打ち合わせの帰りの電車とかね〜
間違えたりとか乗り過ごしたりして大変なんだよ!
帰れないよ!


楽しいですけどね。

***


これで修正を繰り返したらやっとネームの完成で、作画に入ります。
〜作画編〜の記事はまた後日に!
posted by 西園フミコ at 11:54| つれづれ